きっかけはいくつかありますが、仕事面で言うとお客様のためにならないと思う業務が増えてきたことですね。会社の求める理想と自分の求める理想に乖離があったり、何のためにやっているのか理解できない業務も増えてきまして、証券会社での仕事に疑問を感じるようになっていました。やはり証券会社はお客様のおかげで成り立っておりますので、目の前のお客様のためだけに全力を注ぎたいと感じておりました。そんな矢先に、IFAをしている先輩や後輩から話を聞く機会が何度かあり、IFAの働き方に魅力を感じ始めたことがきっかけにはなりました。また、プライベート面では、子供の成長をずっと近くで見ていたかったのが一番の理由ですね。証券会社に務めている限り転勤はつきものですから、子供の事を考えると単身赴任をする場面も出てくるでしょうし、IFAになることで家族と一緒に過ごせる時間が増えることも考えるきっかけになりました。

IFAの一番の魅力はお客様と長いお付き合いができるところだと思います。担当が変わらないというのはお客様にとっても安心感につながりますし、世代を超えてお任せいただくことにもつながるかと思います。そのため、お客様から大切なご家族やご友人をご紹介いただける機会も圧倒的に増えました。実際にIFAになってまだ半年ほどですが、すでに10人以上のご紹介をいただいております。証券会社時代は担当が変わってしまうことを理由にご紹介いただけないこともありましたので、お客様よりご家族やご友人を紹介したいとのお言葉をいただくことは非常に嬉しく思いますし、IFAになってよかったと心から思える瞬間ですね。ただ、それ以上に責任も重大だと感じております。大切な方をご紹介いただくことは信頼の証でもあるので、その期待には必ず応えるという気持ちでご担当しております。

IFAだからこそできることはたくさんあると思いますが、一番はお客様のためだけにベクトルを向けれることだと思います。IFAになることで今までよりも時間的な余裕ができるので、お客様一人一人にしっかりと向き合えると思います。それ以外の時間を自己研鑽に充てることで、お客様へより多くの情報をご提供できますし、提案の質も上がっていくと思います。基本は相場とお客様に集中することができますので、売買のタイミングもより慎重に判断できるかと思います。証券会社ですと日々のミッションがあるため、本来しなければならない仕事以外の業務が少なからずあります。数字に追われることもないので、心に余裕もできますし、それがより良い提案につながると思います。また、士業の方などとの連携も迅速かつ柔軟に行えますので、お客様の抱えている悩みを様々な観点から解決できることもIFAだからこそできることだと思います。

お客様から資産運用以外のどんな些細な悩みでも相談いただけるIFAになりたいですね。お客様と担当者という関係ではなく、信頼できる人と人という関係になれるIFAが理想のIFAかと思います。そのためにも今以上にお客様のためになることは何かを追及し続けたいと思っています。金融商品以外にも不動産や税務、それ以外にもお客様のためになる可能性があることはすべてやっていきたいですね。IFAであればそれが可能ですし、それをやることでもっと世界が広がっていくと思います。IFAにできることは非常に多く、その成長にはゴールがないと思いますので、誰よりも学び続けることでIFAとして一つの見本になることができたらとも思います。米国のように独立系のアドバイザーが主流になる時代は必ず来ると思いますので、それに向けて金融業界に少しでも貢献できる存在になれるよう精進していくことが今の目標です。

IFAになってまだ日が浅いのでアドバイスできるほどの立場ではございませんが、強いて言うならば、なぜIFAになりたいのかをもう一度考えてみることだと思います。IFAになって何をしたいのか、それは今の会社ではできないのか、自分はどんな人生を送りたいのか。それを再度考えた上でIFAになることが最善だと思うのであれば、あとはそこに向けて全力で行動すれば問題ないと思います。IFAは決して甘い世界ではないと思いますが、お客様のために本気で考えられる方であれば必ず成功すると思います。IFAとしてできることの価値はとても高く、可能性も無限だと思いますのでやりがいは非常に高いです。今の仕事を辞めてIFAになるのは勇気がいると思いますが、一度きりの人生ですし挑戦する価値はあると思います。もう一つあるとすれば、最初の数か月は収入がない可能性もありますので、貯金をしておくことも大事かと思います（笑）お客様のために高い志をもって、共に頑張っていける仲間がYSKにご入社されることを心待ちにしております。