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2010年立命館大学経済学部経済学科卒業、国内証券会社入社。4年間、個人のお客さまへの資産運用アドバイス業務に従事。2014年Noah’s planningに入社し、IFAとしてのキャリアをスタート。2015年CSアセット株式会社入社。2018年より大阪支店支店長、2021年営業本部 執行役員として、お客様の目標に向けていかにアドバイスしていくのが最善かを模索。「お客さまとの利益相反が少ない」米国IFAから学んだポートフォリオモデルでの運用方法を普及すべく活動中。
中学時代から株式に関心を持ち、高校時代にはアルバイトで貯めた資金で株式投資を開始しました。様々な運用手法を実践し、成功と失敗を何度も繰り返し、たどり着いた方法が米国IFAが一般的に行っているモデルポートフォリオによる運用でした。
この運用方法は米国をはじめ、世界中で利用されています。相場環境に左右されずに資産を成長させていくには、日本の金融機関で行われているような「行き当たりばったり」な方法ではなく、明確な規律に則って運用していく資産運用手法が大切です。IFAとして長期的にお客様の資産を成長させるお手伝いができるよう、日々研鑽しています。
過去10年間で、日本株、米国株市場ともに約3倍に上昇しています。それに伴い、米国では個人金融資産を大きく増やすことに成功しています。一方、日本ではいかがでしょうか?投資信託を保有する個人投資家の約半数が含み損を抱えているという金融庁のデータもあります。なぜ市場は上昇しているのに損を抱えてる人が多いのか?その原因を探ることが、うまく資産運用を行う第一歩だと考えます。その原因を解消し、お客さまに本当にご満足していただくことが私の願いです。
アドバイザー活動するうえで、一番大切にしていることは何ですか?
一番大切にしていることは透明性の高いアドバイスをすることです。お客様に投資行動のアドバイスをする時、なぜその行動をお勧めするのか、そのアドバイスに至るまでのプロセスや想定される結果の幅など包み隠さずお話しするように心がけています。アドバイスの指針はお客様の目標・ゴールの達成に寄与するかどうかを基準としています。投資行動のアドバイス以外にも状況の報告等においてもお客様によく見せようとせず、ありのままの状況をお伝えするようにしています。当たり前のことかもしれませんが、前職の証券会社時代にはこれを達成することはできませんでした。どうしても収益(手数料)を稼ぐためのアドバイスに偏っており、実際はそうしないと成り立たなかった部分があります。正しいであろうと思われるアドバイスを、わかりやすく、偽りなくお伝えすることがお客様との信頼関係を構築するために最も必要なことと考えています。
どのような想い(目標)をもってアドバイザーになりましたか?アドバイザーになることで達成できましたか?
「証券ビジネスを通じて広く社会に貢献する」これが前職の証券会社の社是でした。実際には業務の中で社会に貢献することは現実的には達成できないと感じていました。多くの人が証券会社の営業の話をまともに聞いてはいけないと思っている。そのような状況を変えたいと思い、アドバイザーになりました。米国の例を見ると多くの方がアドバイザーを頼りにしており、資産を増やすことに成功していることを知りました。証券をうまく活用することは広く社会に貢献することもできるし、売り手側の利益を上げるための道具にすることもできる。証券会社時代は証券を活用し、お客様に貢献することが難しいと感じていましたが、IFAとしてアドバイザーになることで実現可能だと考えました。現状、目標の達成に向けて奮闘しておりますが、多くの方にとって資産運用が有用であり、アドバイザーを活用することで資産運用の目標の達成に近づけると感じて頂けたらと思います。
これから先、どういうIFAになっていきたいか、将来的な夢や展望を教えてください。
ご縁をいただいたお客様の人生において重要な「資産」に関われることを純粋に楽しみながらお客様の人生の目標に少しでも近づけるお手伝いをし続けることができればいいなと思います。
IFAになってからのお客様との関係性はいい意味で「濃く」なりました。
おそらくですが、いつか変わってしまう担当者ではなく、ずっと変わらない担当者であることが、お客様に安心感を与えていると思います。
お客様から将来の目標やお子さんの将来のことや心配事などを話してくださる機会もとても増えました。
当然私自身も歳を重ねていきますが、お客様とともに1年1年振り返りながら時間を共有し続けることを純粋に楽しんでいます。
ご家族で取引してくださる方も多く、お子さんの成長などは一緒に見守る感覚です。
私にも4歳の娘がおりますが、いつか娘が私の跡を継いで、担当者もお客様も代替わりみたいなことになると面白いなあと冗談みたいな話ですが、時々ふと思います。
金融業界でIFAだからこそできることを教えてください
業務委託型IFAの特徴としては、販売管理費が小さいことから営業ノルマがないこと、異動や転勤がないのでお客様と長期でお付き合いができること、営業方針はIFAに委ねられており自由度の高い営業活動ができることの3つが挙げられると思います。これらのことから本当に自分がしたいアドバイスができるようになりました。例えば、営業ノルマを達成するために過度な売買を勧誘することが無くなりました。また、お客様の10年後、20年後といった将来の資金不安に対して長期的な視点でアドバイスをすることができるようになりました。これらは前述の特徴を活かしたIFAだからこそできることだと感じます。
IFAになってよかったと心から思えた瞬間・具体的な事例を教えてください。
IFAになってよかったことはお客様と長期で関係を構築できることです。転勤がないことはIFAの最大の魅力だと思います。IFAとしてお客様の資産運用アドバイザーになることは、目標設定から実行、老後の資産の取り崩しまですべてを伴走するパートナーになることだと考えます。資産を成長させるには長期的な視野で決めたことをやり続けることがとても大切だと考えます。重い責任があると感じますが、その分、長い時間をかけてお付き合いいただき、お客様から寄せられる信頼も大きなものになります。担当当初は証券に対してわからない、不安だと感じ老後に影響のない範囲でお取引をされていたお客様が、「退職金が入ったから運用の相談に乗って欲しい」とおっしゃっていただいは時は、長く時間をかけて信頼関係を築き上げることができ、IFAになってよかったと心から思えました。
楽天証券のサービスで主に活用いただいているサービスを理由と合わせて教えてください。
管理口座を主に活用させていただいております。金融庁が公表した「顧客本位の業務運営に関する原則」の【顧客の最善の利益の追求】、 【利益相反の適切な管理】、【手数料等の明確化】 を達成するためには従来の売買によって手数料を頂くビジネスモデル(仲介モデル)では達成できないと考えます。仲介モデルでは顧客に売買をしていただくことが目的になることが多く、顧客との利益相反が大きいと考えます。管理口座モデルでは売買に対するインセンティブをなくすことで顧客本位の業務運営に近づくことができるかと思います。「販売することが可能だから提案する」ではなく「お客様にとってベストであると思われる選択肢を提案する」ことが管理口座を活用することで可能になりました。