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株の仕組みをわかりやすく解説!初心者が知っておくべき株式投資の魅力

株式投資に興味があるけれど、「株って何?」「どうやって始めればいいの?」と疑問を感じていませんか?

そこで本記事では、初心者の方にもわかりやすく株式投資の基本的な仕組みや魅力、さらに株価の決まり方やよくある質問に答えていきます。

株式投資の第一歩を踏み出すための参考としてぜひお役立てください。

1.株式投資とは?基本的な仕組みをわかりやすく解説

株式投資とは、企業が発行する株を購入して、その企業の成長に投資することです。では、株式投資の具体的な仕組みはどうなっているのでしょうか?

ここでは株式投資の基本や、株を保有することで得られるさまざまなメリットについて見ていきましょう。

・株式投資とは?

「株式」とは、株式会社が事業のために必要な資金を集めるために発行するものです。企業は株式を発行することで、投資家からの資金を集め、事業の成長や拡大に役立てることができます。株を購入した人は、その企業の「株主」となり、さまざまな権利を得ることができます。

「株式投資」とは、株式を売買する行為を指します。株を購入した後、企業の業績や市場の動向によって株価が変動します。株価が上がったときに売却すれば利益を得ることができますが、反対に株価が下がった場合は損失を被ることもあります。

・株式投資の魅力

株式投資は、安い時に買い、株価が上がった時に売ることが株式投資の基本となります。

例えば、A社の株式を5万円で購入し、その後株価が7万円に上がったとします。このときに株を売却すれば、購入時との差額である2万円の利益(売却益)を得ることができます。※このように、株を買った価格よりも高く売ることで、利益を生み出すことができるのが株式投資の魅力です。

また、株式投資では「配当金」という形で利益を得られることもあります。配当金とは、企業が得た利益の一部を株主に分配するものです。

例えば、A社が1株あたり100円の配当金を出す場合、あなたが100株持っていれば、年間で10,000円の配当金を受け取ることができます。※株価の上昇に加えて、こうした配当金も株式投資の魅力の一つです。

さらに、企業によっては「株主優待」として、自社製品やサービスの割引券やギフト券などが提供されることもあります。近年では株主優待を目当てに株式投資をはじめる人も増えています。株を持っているだけで、こうした実際に使える特典がもらえるのも株式投資の楽しみです。

※税金等は一切考慮しておりません。

・どんな株を買ったらいいの?

株式投資を始めるとき、「どの株を買ったらいいの?」という疑問が出てくるのではないでしょうか。ここでは、初心者が株を選ぶ際のヒントをいくつかご紹介します。

自分の好きな企業や応援したい企業を基準にするのは一つの方法です。たとえば、普段から利用している商品やサービス、気に入っているブランドなどに注目し、その企業が上場していれば株を購入することができます。

あるいは「この企業は今後も成長しそうだな」と感じる企業を選ぶことで、株価の上昇に期待できるかもしれません。自分の生活に密着した企業やブランドなら、成長を見守る楽しみも加わり、投資に対する興味がさらに高まるでしょう。

また、「株主優待」を提供している企業も魅力的です。自社商品やサービスの割引など、優待を受けることができる楽しみがあります。実際、株主優待を目的に投資を始める人も多く、特典が豊富な企業の株は人気があります。

2.株価はどうやって決まるの?

株式投資を始めると、「株価はどうやって決まるのだろう?」と疑問に思うのではないでしょうか。株価は、企業の業績や経済の動向、さらには投資家の心理など、さまざまな要因が絡み合って決まります。

基本的に、株価は株を買いたい人と売りたい人のバランスによって変動します。例えば、多くの人がその企業の株を買いたいと思えば株価は上がり、逆に売りたい人が多ければ株価は下がる傾向にあります。

・株価の決まり方

株取引は、企業が発行した株式を売り買いすることで行われますが、その株の数には限りがあります。そのため、株を買いたい人が増えると、株の需要が高まり、株価が上がります。反対に、売りたい人が多ければ、供給が増えて株価は下がることになります。

例えば、ある企業が成長していると多くの投資家が判断し、その企業の株を買いたい人が増えると、株価は上昇する傾向にあります。一方で、企業の業績が悪化すると売りたい人が増え、株価が下がることがあります。

しかし、どれだけ自分が良いと思った企業でも、他の投資家が同じようにその企業に魅力を感じなければ、株価は上がりにくいです。株価は、企業の成長性や財務状況などに注目する投資家たちの判断が反映されるため、他の投資家がどう考えているかを意識することも重要です。

このように、株価は企業の成長や業績だけでなく、市場全体の投資家たちの動向によっても決まります。株を選ぶ際には、自分の判断だけでなく、他の投資家の反応や市場の動きにも目を向けることが大切です。

・株価に影響を与える要因

株価は、さまざまな要因によって変動します。株を売りたい人と買いたい人のバランス、つまり「需要」と「供給」によって決まりますが、その背後にはいくつかの重要な要因があります。

①企業の業績
企業が好調な決算を発表した場合、投資家はその企業の将来に期待し、株を買いたいと考える人が増えます。例えば、売上や利益が順調に伸びている企業の株は、その成長が評価されて株価が上がることが多いです。逆に、業績が悪い場合は株を手放す人が増え、株価が下がることもあります。

②経済の状況
経済全体の動向も株価に大きな影響を与えます。景気が良いときは企業の業績も上がりやすく、株価が全体的に上昇することが多いです。しかし、経済が悪化すると、企業の業績が下がり、株価も下がる傾向にあります。

③ニュースや出来事
企業に関するニュースや社会的な出来事も、株価に直接影響を与えます。例えば、新しい商品やサービスの発表、業界全体に影響を与える規制の変更、経済政策の発表などが株価を押し上げたり、逆に押し下げたりします。

④投資家の心理
株価は投資家の心理にも左右されます。多くの投資家が「この企業は将来性がある」と考えれば、その企業の株価は上がります。逆に、「リスクが高い」と判断されると、売却が増え、株価が下がることがあります。投資家の感情や予測が、株価の動きに影響を与えるのです。

3.株式投資の初心者によくある質問

株式投資を始めようとすると、さまざまな疑問が浮かぶものです。ここでは、初心者がよく抱く質問に答えていきます。

・株価はどうやって確認すればいいの?

株価を確認する方法はさまざまですが、簡単に確認できる方法がいくつかあります。

①証券会社のウェブサイト
証券会社が提供するウェブサイトにおいて、リアルタイムで株価を確認することができます。

②株式投資専用のアプリ
株式投資を行うためのアプリも豊富にあります。アプリをダウンロードすれば、株価のリアルタイムデータや過去の株価チャート、企業の業績データなどを簡単に確認できます。

③金融関連のニュースサイトや新聞
金融ニュースを提供するウェブサイトや新聞でも、主要な企業の株価を確認することができます。日経平均やNYダウなどの株価指数もあわせて確認できるため、株式市場全体の動向を知ることができます。

・日経平均ってなんですか?

「日経平均」とは、日本の株式市場全体の動きを示す指標の一つです。正式には「日経平均株価」といい、東京証券取引所に上場している企業の中で、日本を代表する225社の株価を元に算出されています。

たとえば、ニュースで「日経平均が〇〇円上がった」「日経平均が△△円下がった」といった話を聞くことがありますが、これは日本全体の株式市場がどのように動いているかを示していると言われます。そのため日経平均の動きを見れば、個別銘柄の投資を検討する際にも参考にすることができます。

・株と為替の関係について教えてください

株式市場と為替市場は密接に関連しています。特に、日本の株式市場では、円の為替レートが大きな影響を与えます。

例えば、円安(円の価値が下がること)になると、日本企業にとっては海外での売上が増えやすくなります。輸出企業が海外で得た利益が円に換算されると、同じ金額でも日本円の額が増えるため、業績が良くなりやすいからです。これにより、輸出関連企業の株価が上昇することが多くなります。具体的には、自動車メーカーや電機メーカーなどの輸出が多い企業がその恩恵を受ける傾向にあります。

逆に、円高(円の価値が上がること)の場合は、輸出企業にとっては海外での売上が減少し、業績が悪化する可能性があります。そのため、円高になると輸出関連企業の株価が下がることが多くなります。

一方で、円高が有利になるのは、海外から輸入する原材料や商品が安くなる企業です。例えば、国内の小売業者や輸入業者は、円高の恩恵を受けてコストを抑えることができ、利益を増やすことができます。

4.まとめ

本記事では、株式投資初心者に向けて、株式投資の基本的な仕組みや魅力、株価がどのように決まるか、さらに銘柄選びのポイントなどを解説しました。

ぜひ本記事を参考に、株式投資の一歩を踏み出してみてください。少額から無理のない範囲で始め、経験を積みながら、投資の楽しさを感じてみましょう。

【著者】
楽天証券株式会社
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