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【初心者におすすめ】投資の種類6選と選び方

投資に興味を持ち始めたけれど、どの投資方法が自分に合っているのか分からない、そんな悩みを抱えている方は少なくありません。投資にはさまざまな種類があり、それぞれのリスクやリターン、特徴を理解することが大切です。

この記事では、初心者の方におすすめの6つの投資の種類と、その選び方について詳しく解説します。投資を始める前に知っておきたいポイントを押さえて、自分に合った投資方法を見つけてみましょう。

1.初心者が知っておくべき投資の基本

投資を始める前に、基本的な知識を身につけておくことはとても大切です。投資にはリスクがつきものですが、これらをしっかりと理解することで、自分に合った投資スタイルを見つけることができます。

ここでは、投資の基本や、投資を始める前に確認しておくべきポイントについて解説します。

・投資の基本

投資とは、利益を得ることを目的として、自己資金をさまざまな資産に投じる行為のことを言います。例えば、株式や債券、不動産などに投資することで、将来に向けて資産価値の増加や収益の獲得を目指します。

しかし、投資には必ずリスクが伴います。資産の価値が減少したり、予想した収益が得られなかったりする可能性もあります。そのため、投資の基本として、リスクとリターンの関係を理解することが重要です。

・投資を始める前に確認すべきポイント

投資を始めるうえで最初に考えるべきことは、自分の投資目的を明確にすることです。資産を短期間で増やしたいのか、長期的な資産形成を目指すのか、それとも将来の安定した収入を得たいのか、目的によって選ぶべき投資方法が異なります。

次に、リスクを理解することが大切です。投資にはリスクが伴いますが、そのリスクをどれだけ受け入れられるかは人それぞれです。リスク許容度を超える投資をすると、精神的な負担が大きくなり、冷静な判断ができなくなることもあります。自分の生活状況や収入、年齢などを考慮して、どれくらいのリスクを取れるかを慎重に考えましょう。

投資に必要な資金を確保することも大切です。生活費や緊急時の資金を確保した上で、余裕のある資金を投資に回すようにします。これにより、生活に大きな影響を与えずに済みます。

2.初心者におすすめ!投資の種類6選

投資を始める際、どの種類の投資商品を選ぶかはとても重要です。初心者にとっては、リスクが低く、運用しやすい投資から始めることがおすすめです。しかし、投資の種類は多岐にわたるため、どれが自分に適しているのか迷うこともあるでしょう。

そこでここでは、初心者に特におすすめの6つの投資の種類について、その特徴を詳しく解説します。

・投資信託

投資信託は、投資家から集めた資金を専門家が運用し、株式や債券などの複数の資産に分散投資する仕組みです。この仕組みによって、リスクを低減しながら投資を行うことができます。投資信託の大きな魅力は、プロの運用によるリスク分散と、少額からでも投資できる点にあります。

特に初心者にとっては、分散投資が行われるために個別の株式や債券を選ぶ手間が省けることがメリットです。また、運用にかかる手数料はかかるものの、専門知識がなくても資産運用ができるため、投資信託は最初の一歩としておすすめできる選択肢と言えます。
株式や債券など投資対象の値動きによって、損失が生じるリスクもあります。

・株式投資

株式投資は、企業が発行する株式を購入し、その企業の成長や利益に応じて資産を増やすための投資方法です。株価の値上がりや、企業が配当金を支払うことにより、利益を得ることができます。株式投資の魅力は、うまくいけば高いリターンを狙える点にあります。また、株主として企業の経営に参加できるなど、投資先の企業とのつながりを感じることができる点も特徴です。

ただし、企業の業績や市場全体の動向により、株価が大きく下落することもあります。そのため、株式投資を始める際は、企業の業績や市場の状況をしっかりと分析し、投資する銘柄を慎重に選ぶことが重要です。

・債券投資

債券投資は、国や企業などが資金調達のために発行する債券を購入し、利息を受け取ることや満期時に元本が償還されることによって利益を得る投資方法です。債券投資は株式投資と異なり、価格の変動が少なく、定期的に利息が支払われるため、安定した資産運用を求める投資家に向いていると言われています。

債券の中には、国が発行する国債や、企業が発行する社債などがあります。特に国債は、国家が返済を保証しているため、非常に安全性が高いとされています。一方、企業が発行する社債は、企業の信用力によってリスクが異なりますが、比較的高い利回りが期待できる場合があります。

ただし、債券投資にはインフレリスクも存在します。インフレが進行すると、債券の実質的な利回りが低下する可能性があるため、長期的なインフレ率にも注意が必要です。

・ETF(上場投資信託)

ETF(上場投資信託)は、株式市場に上場している投資信託の一種で、分散投資の手軽さがありながら、株式のようにリアルタイムで売買できる柔軟性が特徴です。そのため、株式の取引に慣れている投資家にとっても扱いやすく、初心者にとっても少額から手軽に始められる投資方法として人気があります。

株式市場や債券市場に連動するように設計されているため、市場全体や特定の分野に分散投資したいと考える投資家に適しています。また、運用コストが一般的に低く手数料も比較的安いのが魅力です。

ただし、ETFは市場の動向に直接影響を受けるため、株式市場が不安定な時期には価格が大きく変動するリスクもあります。

・REIT(不動産投資信託)

REIT(不動産投資信託)は、不動産に投資する金融商品であり、少額からでも間接的に不動産投資ができる手軽な方法です。オフィスビルや商業施設、住宅など、さまざまな不動産に投資されるため、物件ごとのリスクを分散させることができます。

REITは、収益性の高い不動産に投資することで、定期的に配当金を得ることが可能です。また、上場されているREITは、株式市場で株式のように売買できるため、流動性が高く、売買のタイミングを選びやすいのも利点です。

一方で、不動産市場の変動や金利の影響を受けることがあるため、REITの価格が変動するリスクもあります。また、分配金が期待よりも少ない場合もあるため、投資前にリスクとリターンを十分に理解しておくことが重要です。

・個人向け国債

個人向け国債は、国が発行する安全性の高い債券で、特に初心者にとってはリスクの少ない投資方法です。国債は、国が資金を調達するために発行する債券であり、満期を迎えれば最初に投資した元本が目減りすることなく戻ってくるため、非常に安全性が高い投資とされています。

個人向け国債には、変動金利型や固定金利型があり、金利や利回りの特性に応じて選ぶことができます。たとえば、変動金利型は市場金利に応じて利率が変動し、固定金利型は発行時に決定した金利が満期まで続きます。また、最低購入額が低く設定されており、少額から投資を始められる点も特徴です。

ただし、国債の利回りは比較的低く、他の投資商品と比べて大きなリターンを期待しにくい点がデメリットとなることがあります。とはいえ、安定した資産運用を目指す人や、リスクを最小限に抑えたい人にとっては、有力な選択肢の一つです。

3.自分に合った投資の種類を選ぶには

投資を始める前に、自分の目標やリスク許容度を明確にし、それに合った投資方法を選ぶことが大切です。ここでは、投資の種類を選ぶ際に考慮すべきポイントや、リスクとリターンのバランスの取り方について解説します。

・自分の目標に合った投資を選ぶ

投資を始める際には、まず自分の投資目標を明確にすることが不可欠です。短期的に資産を増やしたいのか、それとも長期的な資産形成を目指すのかによって、適した投資方法は異なります。

たとえば、短期的にリターンを得たい場合は、株式投資やETFのような流動性の高い投資が向いています。一方で、長期的な資産形成を考えている場合は、債券や個人向け国債など、安定したリターンを期待できる投資が適しています。

また、老後の資金を確保するためであれば、リスクを抑えた運用が重要になります。この場合、リスク分散のために、複数の投資種類を組み合わせたポートフォリオを構築することが効果的です。

・リスクとリターンのバランスを考える

自分のリスク許容度に合わせて、リスクとリターンのバランスを考えることが重要です。

一般的に、リスクが高い投資ほど高いリターンが期待できますが、その分、損失が発生するリスクも大きくなります。一方、リスクが低い投資は安定したリターンが得られるものの、大きな利益を得ることは難しいです。

リスクを抑えるために有効な方法の一つが分散投資です。複数の資産に投資することで、特定の資産の価値が下がっても、他の資産でその損失を補える可能性があります。たとえば、株式と債券、ETFやREITなど、異なるリスク特性を持つ資産に分散することで、全体のリスクを低減することができます。

4.まとめ

本記事では、投資初心者に向けて、投資の基本概念やリスクとリターンのバランス、そして初心者におすすめの6つの投資の種類とその選び方について詳しく解説しました。

投資を始める前に、自分の目標やリスク許容度をしっかりと理解し、適切な投資方法を選ぶことが大切です。また、投資にはリスクがつきものですが、焦らず冷静に判断し、分散投資や情報収集を怠らないことで、そのリスクを軽減することができます。

投資は長い目で見て取り組むべきものです。今回の記事を参考に、自分に合った投資方法を見つけ、少額から投資を始めてみましょう。

【著者】
楽天証券株式会社
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コラム編集チーム

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