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資産運用をはじめることに興味を持つ方が増えていますが、どこから手をつけてよいかわからないという声もよく聞かれます。特に初めて資産運用を行う方にとっては、情報の多さに戸惑うことも少なくないでしょう。
本記事では、これから資産運用をはじめたいという方に向けて、初心者にもわかりやすい方法や制度についてご紹介します。おすすめの資産運用方法や、初めての方でも活用しやすいNISA(ニーサ)やiDeCo(イデコ)といった制度についても解説しますので、ぜひ参考にしてください。
ここでは、資産運用が一体どのようなものなのか、そしてどのような種類の資産運用があるのかについて詳しく解説していきます。
資産運用とは、手元にあるお金や資産を活用し、時間をかけて効率的に増やしていく方法を指します。
資産運用の方法は、大きく分けて「貯蓄」と「投資」の2つに分類できます。
貯蓄は、例えば、銀行の普通預金や定期預金などにお金を預けておく方法です。リスクが少なく、安心してお金を貯められる手段として多くの人が利用しています。しかし、その一方で、低金利の時代では大きな利益を得ることは困難です。
一方、投資は、株式や債券、不動産などの金融商品を購入し、その価値が上がることで利益を得る方法です。投資にはリスクが伴いますが、資産を大きく増やせる可能性があります。
例えば、株式投資では、会社の業績が良くなれば株価が上昇し、保有する株式の価値が上がることで利益を得ることができます。また、債券や不動産投資も同様に、投資対象の価値が上がることで利益を得る仕組みとなっています。
資産運用には、多くの選択肢がありますが、それぞれの方法には特徴やリスクがあります。
それぞれ特性が異なり、自分のリスク許容度や目的に合わせて選ぶことが重要です。
①投資信託
多くの投資家から集めたお金を一つの大きな資金として、プロの運用者が株式や債券などに投資する仕組みです。投資の知識が少なくても、専門家に任せられるため、初心者でも始めやすい方法です。株式や債券など投資対象の値動きによって、損失が生じるリスクもあります。
②外貨預金
円ではなく外国通貨で預金を行う方法です。為替レートの変動によって利益が出ることや、その反面、損失が生じるリスクもあります。
③個人年金保険
老後の生活資金を準備するための保険で、決まった額を積み立てていき、将来の年金として受け取ることができます。安心感があり、長期的な資産形成を目指す方に適しています。
④株式投資
多くの人がイメージする資産運用の一つです。企業の株式を購入し、その会社の成長に伴って株価が上がることで利益を得る方法です。ただし、株価は日々変動するため、リスクも伴います。
⑤債券投資
国や企業にお金を貸し、その利子を受け取る形で資産を運用する方法です。安定した収益が期待できる反面、株式投資と比べるとリターンは比較的小さいことが多いです。
資産運用を始めるにあたって、初心者でも安心して利用できるおすすめの制度がいくつかあります。ここでは、税制優遇の設けられたNISA(ニーサ)とiDeCo(イデコ)についてご紹介します。
NISAとは、「少額投資非課税制度」の略称で、投資によって得られた利益が一定額まで非課税になる制度です。通常、株式や投資信託で得た利益には税金がかかりますが、NISAを利用すればその税金が免除されるため、より多くの利益を手元に残すことができます。
NISAにはいくつかの種類があります。「つみたて投資枠」と「成長投資枠」の2つがあり、それぞれに特徴があります。
「つみたて投資枠」は、年間120万円までの投資額に対して無期限の非課税枠が設けられており、長期・積立・分散投資に適した一定の投資信託に投資が可能です。これにより、リスクを分散させながら自分の投資スタイルに合わせた運用ができます。
一方、「成長投資枠」は、年間240万円までの投資額に対して無期限の非課税枠があります。主に上場株式・投資信託などに投資することができます。
2024年から始まった、新しいNISAは恒久的な制度であるため、より長期的な視点で資産形成に取り組めることができる特徴を持っています。
しかも、「つみたて投資枠」と「成長投資枠」の併用が可能となっていますので、年間最大360万円まで制度内での投資が可能となっています。(ただし、併用しても非課税保有限度額は1,800万円で、成長投資枠はそのうち1,200万円が上限となります。)
さらに、2023年末までに、それまでの「つみたてNISA」「一般NISA」によって投資した商品は、新制度での外枠において非課税措置が適用されます。
iDeCo(イデコ)は、自分で老後資金を積み立てることができる個人型確定拠出年金の制度です。自分で毎月一定額を拠出し、それを投資信託や定期預金などの金融商品に投資して、将来的に年金として受け取ることができる仕組みです。積み立てる際の掛け金が全額所得控除の対象となるため、節税効果が大きな特徴であると言えるでしょう。
iDeCoは、自営業者から会社員、専業主婦(夫)まで、幅広い層が利用できる制度です。長期間にわたって積み立てを続けることで、その恩恵を受けることができます。毎月一定額を積み立てることで、将来の年金受け取り時にまとまった金額を手にすることができます。
iDeCoでは、投資商品を自分で選んで運用するため、自分のリスク許容度に合わせた運用が可能です。例えば、リスクを抑えたい方は定期預金や国債などの安全性の高い商品を選ぶことができますし、より高いリターンを目指す方は投資信託などの商品を選択することもできます。
ただし、iDeCoには注意点もあります。積み立てた資金は原則として60歳まで引き出すことができないため、急な出費が必要になった際には対応ができない点です。また、掛け金の上限が決まっているため、短期間で大きく資産を増やすことは難しいかもしれません。しかし、長期的な視点で見れば、税制優遇を活かして効率的に老後資金を準備できる非常に有効な手段です。
資産運用は、単にお金を増やすための手段だけでなく、人生全体をより豊かにするための大切なツールでもあります。特に、将来の不安を軽減し、安心して生活を送るために、自分の生き方や価値観に合わせた生活設計を立てることが可能になります。
資産運用は、単にお金を増やすだけでなく、自分の生き方やライフスタイルに合わせた家計管理や生活設計を実現するための手段です。日々の生活での収入と支出のバランスを考えながら、将来のために計画的に資産を増やしていくことは、より豊かで安心な生活を送るために欠かせません。
資産運用は、将来の大きな支出に備えるための手段となります。特に、子どもの教育費や住宅の取得、老後の生活資金といった人生の中で避けて通れない重要な支出に対して、計画的に準備を進めることができます。
資産運用を始めることは、単にお金を増やすだけでなく、お金の仕組みや経済について学ぶ絶好の機会となります。日常生活の中でお金を使うことには慣れていても、その背景にある仕組みや経済の動きについては、あまり意識することがないかもしれません。資産運用を通じて、これらを深く理解することで、より賢いお金の使い方ができるようになります。
本記事では、資産運用を始めるにあたっての基本的な考え方や、おすすめの制度、資産運用を行うことで得られるさまざまなメリットについて詳しくお伝えしました。資産運用は、将来の安心を確保し、自分らしい生き方を実現するための大切な手段です。
今すぐにでも始められる小さな一歩が、将来の安心につながります。ぜひ本記事の内容を参考に、資産運用を始めてみてください。
【著者】
楽天証券株式会社
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