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COLUMN コラム

なぜアドバイザーが必要なのか?

相場に翻弄された証券営業時代の経験から得た教訓

私がファイナンシャルアドバイザー(IFA)になったのは2016年7月で、それまでは証券会社で働いており、2008年の新卒で入社して以降ずっと証券の仕事に従事していました。
証券会社へ入社してすぐにリーマンショックがあり、その後も東日本大震災やギリシャショックなど、私の証券会社時代はとても厳しい時代が続きました。さらにIFAになる直前にはイギリスがEUを離脱(ブレグジット)したことにより、日経平均株価は15,000円を割り込むなど、私のIFAとしての船出は相当厳しいものとなりました。
証券会社の社員として仕事をしていた時は、常にどのような相場でも株式や投資信託等を買っていただくお話をします。もちろん相場環境が良ければ利益を出すことが出来るかもしれませんが、証券会社で我々社員に求められる資産運用は明日にでも利益を出して売却できるような運用で、当然相場環境が悪化した場合などは、それが全てマイナスとなり、顧客によっては取り返しのつかないような損失になることもあります。
私がIFAとなってから一番気にかけていることはリスク管理です。
常に利益を取ることを狙うのではなく、相場環境を見ながらリスクをコントロールすることを心がけています。

アドバイザーとともに資産運用を成功へ導く:リスク管理の重要性

私がIFAになってから投資家の方がご自身で運用を開始した後、運用が上手くいかず相談を受けることがあります。どういった運用をされているかを教えて頂くと、非常にリスクの高い商品で運用をされていることがよくあります。
例えば一般的に投資信託で運用する場合、株式や債券等バランスよく投資をして、リスクの分散をすることが推奨されています。しかし一口に投資信託と言っても楽天証券だけで約2,600本(2023年3月時点)もあります。この中から一般の投資家が最適な投資先を選ぶのは非常に難しいです。
そうなると、例えば投資信託買付ランキング上位の銘柄から選んだり、インターネットで話題の銘柄から選んでしまう人もいるかと思います。そういった人気の高い投資信託は今の価格が高いことや、内容が複雑で大きなリスクを抱えている投資信託であることも少なくなく、買った瞬間に大きく下落した場合には慌てて売却をし損失を出してしまう投資家も多いように感じます。
我々アドバイザーが目指すべき投資スタイルは取り返しのつかないような損失を出さないことです。リスクの高い商品へ投資をする場合は金額を下げたり、相場が不安定な時は無理に投資をしないなど、リスクの管理をすることがとても重要だと思っています。逆にリスクの管理さえしっかりしていれば株価が大きく下落するような局面でも冷静にどうすればいいかを判断することが出来ます。そういった冷静に投資判断をするためにも、リスク管理をしっかりと行うためにもアドバイザーが必要なのではないかと思います。

【著者】
株式会社ブルクアセット
代表取締役 居城 佑治

大学卒業後、東証一部(当時)上場の証券会社へ入社。8年間で1000人以上の顧客への資産コンサルティングを経験し、その手腕を評価され4期連続で社内表彰を受ける。しかし、真にお客様の資産運用の力になりたいと思い証券会社を退社してIFAという道を選ぶ。
2年間1人のIFAとして活動した後、2018年に株式会社ブルクアセットを設立。
現在はIFAとして全国で幅広い顧客の支持を受け活動中。

株式会社ブルクアセット
金融商品仲介業者 関東財務局長(金仲)第837号
〒430-0933 静岡県浜松市中区鍛冶町319-28
遠鉄鍛冶町ビル5F

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