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全国IFA特集

多様化する将来のライフイベントに備えた「30代のお金の貯め方」とは ―自分に合った選択を提供する、地域密着IFAエ.ラベル(前編)―

2025/5/7

  • 資産運用
  • セカンドライフ
  • IFA

2011年に設立され、佐賀県で地域密着型のIFAサービスを展開している株式会社エ.ラベル。今回は、代表取締役である平野 公直氏、ファイナンシャルプランナーの石橋 昌巳氏、松尾 実奈子氏に、同社のサービスとサポート内容などについて詳しく聞きました。

IFAプロフィール
株式会社エ.ラベル

金融に関する知識や情報を正しく理解する「知識力」、自らが主体的に判断することのできる「判断力」、社会人として経済的に自立する「習慣力」。この“3つのチカラ”を身につけて将来設計の実現に向けて経済的な不安を安心に変えることを使命に掲げる。地域密着で資産形成から住宅の相談までさまざまなお金の課題に「お客様に合った選択」を提供している。

30代が抱えがちなお金の悩みで特に多いのは「お金の貯め方」

Q1:お金について 30代は特にどのようなことで悩みがちでしょうか?

(平野氏)
30代が抱えるお金の悩みには、お金の貯め方に関するものが多い傾向にあります。30代は、結婚・出産・マイホーム購入など、人生の大きなライフイベントが重なる時期。そのため、「まとまったお金が必要になるのは分かるけれど、今のままで将来に備えられるのか?」と不安になる方が多いですね。
エ.ラベルでは、個々の事情やニーズを考慮して、その方のライフプランに合わせた方法を提案しています。具体的には、「貯蓄と投資のバランス」「住宅ローンとの向き合い方」「無理なく続けられるお金の貯め方」などです。

Q2:多くの相談を受けてきた経験から、将来設計のためにお金をためたいのにお金を貯められない理由は何だと思われますか?

(平野氏)
貯められない要因はいくつかあると思いますが、大きな要因の一つは「生活スキルの不足」という言葉に集約されます。例えば、細かな支出を続けた結果貯蓄に回すお金が足りなくなってしまうのは、家計の収支を正確に把握できていない状態といえます。また、将来お金が必要になることは分かっていてもそれが漠然としていると、計画的にお金を貯めることが難しくなります。この状態で生活を続けることは、資産づくりに必要な情報を収集するスキルが不足しているといえます。

Q3:ホームページ内で平野さまは、「生活スキルを向上するためには3つのチカラが必要である」とおっしゃっています。どのような力で、なぜ必要なのかそれぞれお聞かせくださいますか?

(平野氏)
1つ目の「金融に関する知識や情報を正しく理解する知識力」とは、世に出回っている金融商品やその仕組みについて正しく理解する力のことです。金融商品の仕組みを知らないと、不要な手数料を支払ったり、リスクの高い商品を選んだりする可能性が高まります。知識力をつけることによって、住宅ローンの金利選びや保険の見直し、投資方法や貯蓄方法の選択をしやすくなるでしょう。
2つ目の「自らが主体的に判断することのできる判断力」とは、最終的に自分が納得した貯蓄方法を選ぶ力のことです。金融に関する正しい知識を持っていても、「なんとなく大手の銀行だから安心」「周りがやっているからNISAを始めよう」と流されることも少なくありません。判断力があると、例えば「住宅を購入するか賃貸を続けるか」の選択に迫られた時に、自分にとって本当に必要かどうかを自分の頭で考え、主体的に決められるようになります。
3つ目の「社会人として経済的に自立する習慣力」とは、お金を貯める生活スキルを日常的に続けていく力のことです。貯蓄は、毎日の行動の積み重ね。お金を貯める習慣がないと、どれだけ収入が増えても貯蓄はできず、将来的な不安は消えません。「収入の〇%を先取り貯蓄する」「家計簿をつける」「固定費の見直しを定期的に行う」といった行動を習慣化させることによって無駄な支出を減らし、ストレスなくお金を貯められるでしょう。

Q4:「判断力」と「習慣力」は自分でできそうですが、金融について理解を深めるための「知識力」は、どのようにつけることができますか?

(平野氏)
最初に金融の仕組みや制度といったお金の基本を学び、自分にできそうなものについて小さく実践する。そして、金融の知識を得ながら自分に合った方法を見つけていくという、3つのステップで学んでいくとよいでしょう。例えばNISAに興味を持った場合、NISAに関する情報を収集し、100円からつみたてNISAを始めてみる。続けられそうであればNISAに関する本を読んだり、マネーセミナーに参加したりするなどしてどんどん知識を吸収していきます。
情報収集でいうと、ネット上にある初心者向けの情報をチェックしたり、お付き合いしている金融機関の方に聞いたりすることから始めるとよいでしょう。常にインプットしながらアウトプットしていくことがポイントです。

「資産形成」と「住宅購入」の両方からお客様をサポート

Q5:「エ.ラベル」を立ち上げようと思った理由とその際の決意、そして立ち上げまでのプロセスをお聞かせください。

(平野氏)
「お客様が相談内容を『選択』できる」の「選択(チョイス)」の言葉が、社名の由来です。お客様に良い解決策を選んでほしい。それができる環境を提供したいという想いを込めています。
私はエ.ラベルを立ち上げる前は、金融業界と住宅業界に携わっていました。その中で残念に思ったのは、多くの方がライフプラン・マネー・家づくりに関する知識不足から、ご自身に合った選択ができずに後悔している現状でした。これを変えるために、独立系FP事務所を設立しようと決意します。そして、お客様が相談したいテーマを選べるように、「ライフプラン」「マネー」「家づくり」の3つのサービスを柱に、事業をスタートさせたのです。
さらに、悩みに対する具体的な解決策と幅広い選択肢をお客様に提供できるように、⼠業・金融機関・不動産・住宅業界とのネットワークを構築しました。サービス開始後も、お客様の声を反映しながらサービスの質を向上させています。お金に関する相談体制を強化し、2020年4月からは来店型FP相談所を設置。エ.ラベルは、長期的にお客様に寄り添い、信頼される地域密着IFAとして成長し続けることを目指しています。

Q6:会社のビジョンについても教えてください。

(平野氏)
エ.ラベルは、「お客様の将来設計の実現に向けて、経済的な不安を安心へと変えること」を使命に、3つのビジョンを掲げています。
1つ目は、お客様のゴールに合った選択肢を提供すること。選択するのに十分な情報を提供し、お客様が納得して意思決定できる環境を整えます。
2つ目は、お客様の長期的な伴走者として専門的にサポートすること。ライフステージに応じた継続的な支援を行い、FPとして・金融・不動産の専門知識を活かしてお客様の事情に合わせたアドバイスを提供します。
3つ目は、信頼されるパートナーとして選ばれ続けること。お客様との信頼関係を大切にし、安心して相談できる会社であり続けます。

Q7:創業の想いからビジョン、そして提供しているサービスまで一本の筋が通っているようにぶれがなくて素晴らしいです。会社全体で大切にしていることはありますか?

(平野氏)
単に「お金を貯める」「住宅を購入する」といった表面的な相談ではなく、ライフプラン全体を見据えた資産形成や家づくり全体のサポートを行うことを大切にしています。

計画的に資産形成をするために必要なのは具体的なライフプラン。
3つの相談サービスを提供し、早期の課題解決を目指す

Q8:「本格的にまとまったお金を貯めたい」と考えるようになったお客様に対しては、どのようにアドバイスしますか?

(平野氏)
お金を貯める時に必要なのは、「目的」「目標」「手段」の3つを明確にすることです。「何のために」「いつまでにいくら貯めるのか」「どうやって貯めるのか」をはっきりさせることで、計画的に貯蓄を進められ挫折しにくくなります。例えば、マイホームのためにお金を貯めたいという場合は、「マイホームを購入する」ことが目的です。「5年後までに頭金500万円を貯める」というのは目標。目的と目標が決まると、あとはどのようにお金を増やしていくかということになりますが、例えば5年以内に使う資金であれば積立預金や個人向け国債で比較的安定した方法を、10年以上先の資産形成を考えるのであれば、NISAやiDeCo、または投資信託で長期運用するという方法を提案すると思います。

Q9:エ.ラベルが展開している「ライフプラン相談」「マネー相談」「家づくり相談」について、サービスの内容と、サービスを受けることによってどのような問題が解決できるのかについて、お聞かせくださいますか?

(石橋氏)
「ライフプラン相談」とは、お客様の将来設計に関する悩みを解決するためのサービスです。将来に向けてお金が必要なのは分かっていても、具体的に計画を立てて行動することは、お客様一人では難しいことですよね。私たちはキャッシュフロー表を作ってお金の流れを見える化し、いつまでにどのくらいの資金が必要になるのかを明確にします。必要なお金が見えてくると、お金の貯め方が課題になります。そこでライフプランを軸に何を使ってどのように準備を進めていくのかを提案するのが、「マネー相談」です。お客様が住宅購入を予定しているのであれば、「家づくり相談」で、家づくりに関する様々な課題を一緒に解決していきます。

Q10:ライフプランを持たずに相談に来た場合でも、「ライフプランから始めましょう」と提案できますね。必要なサービスが連携していると、課題解決につながりやすいのではないでしょうか?

(石橋氏)
やはりご自身で具体的なライフプランやキャッシュフローを作ったことのある方は、少ないですからね。将来設計の悩みが解決したので、次はお金の悩み、お金の貯め方が分かったら次は家づくりについての相談というように、お客様のゴールの実現を目指し、段階を踏みながら相談を進めています。

理想の将来を実現してほしいから
お客様に合ったお金を貯める方法から使い方までをアドバイス

Q11:マネーに関するさまざまなセミナーを開催されており、NISAやiDeCoをテーマにしたセミナーも多いですが、NISAやiDeCoは、資産を作る手段として活用しやすいのでしょうか?

(松尾氏)
そうですね。資産運用が初めての方にとってもNISAの制度はとても分かりやすく、有意義な制度です。iDeCoについても少額からできて誰でも始めやすい制度なので、「両方始めましょう」と、お客様に提案することが多いと思います。

Q12:資産形成や資産運用について知らないというお客様が多いと思いますが、その場合はどのように説明していますか?

(松尾氏)
佐賀県には大きな企業がほとんどなく、賃金も都市部に比べると低い傾向にあります。けれども、時間は平等ですよね。同じ商品に対して同じ金額と同じ時間をかければ、地方にいても資産は都市部にいるのと同じように増えていきます。つまり、都市部にいて賃金が高いからお金持ちになれるわけではないんですよ、ということからお話するようにしています。「できる金額から始めてください」とお伝えしたうえでNISAやiDeCoを提案すると、これらの制度が資産形成の手段として活用しやすいことを理解してもらいやすくなります。

Q13:お金を貯めた後の使い方について提案することもありますか?

(石橋氏)
住宅や教育資金など目的に合わせてお金を増やしていくと、それ自体が目的になってしまうことがあります。お金を貯めた後の使い方に関する相談は、ここ最近よく寄せられるようになりました。

Q14:お金の使い方について悩む方も多いのですね。具体的にどのようにアドバイスしていますか?

(石橋氏)
資産形成にiDeCoやNISAを利用するのはとても良いことですが、貯めた資産を最終的にどのように利用するのかを明確にしてはじめて、そのゴールを追えることを、お話するようにしています。
お客様にゴールをイメージしていただき、増やした資産を取り崩して長生きさせる方法や、資産の取り崩し方を提案することが多いです。

(後編へ続く)

みなさまもぜひ一度エ.ラベルの無料相談、アドバイスを体験してみてください

【著者】
楽天証券株式会社
IFAサービスサイト
コラム編集チーム

楽天証券のIFAサービスWebサイトを運営しています。楽天証券では資産形成・資産運用のためにだけではなく、資産を使う・引き継ぐためのサービスをIFAコースのお客様限定で多数ご用意しております。これらのサービスをIFAのアドバイスとともに上手に活用することで、お客様の持つ将来への不安や悩みを解決いたします。

楽天証券株式会社
金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第195号
東京都港区南青山2-6-21

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