
2024/11/15
株の仕組みをわかりやすく解説!初心者が知っておくべき株式投資の魅力
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2024/1/26
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株式会社400F
松井 大輔
目次
「資産運用を始めたいけれど、何から手をつければいいのかわからない」「少額からでも始められる方法はないの?」そんな悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。
資産運用は、資産を増やしていく大切なステップですが、初心者にとっては「リスク」や「難しそう」というイメージが先行しがちです。
しかし、正しい知識と準備があれば、初心者でも無理なく資産運用を始めることができます。
そこでこの記事では、資産運用の初心者が押さえておくべきポイントをはじめ、初心者におすすめの投資方法についてお伝えします。ぜひ最後までご覧ください。
資産運用を始めるにあたって、最初に知っておくべき大切なポイントがいくつかあります。資産運用は単に「お金を増やす」ことだけではなく、目的や方法をしっかりと理解することが成功への近道です。特に初心者の場合は、リスクを抑えながら少額からスタートし、着実に続けることがポイントです。
資産運用を始める前に、まず「何のために運用を行うのか」という目的と「どれくらいの資産を増やしたいのか」というゴールを明確にすることが重要です。
たとえば、将来の老後資金を準備するために資産運用を行う場合は、長期的に少しずつ資産を増やすという視点が必要です。一方で、子どもの教育資金や結婚資金の準備を目的とするのであれば、数年後に向けて計画的に運用を進めることが求められます。
目的がはっきりしたら、次に「どれくらいの金額を、いつまでに増やしたいのか」というゴールを設定しましょう。たとえば、「10年後に老後資金として300万円を用意する」「5年後に住宅購入のための100万円を貯める」など、具体的な金額や期間を決めることがポイントです。
株式投資では、企業の業績や経済状況によって株価が上下し、利益を得ることもあれば、損失が出ることもあります。このような資産価値の変動は避けられないものですが、運用方法を工夫することでリスクを抑えることが可能です。
初心者にとってリスクを抑える代表的な方法の一つに、「分散投資」があります。分散投資とは、複数の投資先や金融商品に資産を分けて運用することで、一つの資産が値下がりしても全体の影響を軽減する手法です。
たとえば、投資信託を活用すれば、複数の株式や債券に自動的に分散投資が行われるため、一つの企業の業績が悪化しても資産全体へのダメージを小幅に抑えることができます。
さらに、リスクを抑えるためには「時間の分散」も効果的です。一度に大きな金額を投資するのではなく、少額を定期的に積み立てることで、価格が高い時も低い時も一定の金額で購入できる「ドルコスト平均法」が働きます。これにより、価格変動の影響を抑え、安定した運用が期待できます。
資産運用の代表的な方法には、預金や保険、債券、株式、投資信託といったものがあります。
円預金は安全性が高い運用方法ですが、現在は低金利のため、大きく資産を増やすことは期待できません。一方で、外貨預金は円よりも高い金利が魅力ですが、為替の変動によって元本割れのリスクもあるため注意が必要です。生命保険や学資保険は、保障を得ながら資産を準備できる方法ですが、途中解約すると損をするケースもあります。
債券は、国や企業が発行する借用証書のようなもので、リスクが低く安定した利息収入を得ることができます。ただし、株式や投資信託と比較するとリターンが小さいため、長期的に大きく増やすことは難しいでしょう。株式投資は企業の成長に期待して資産を増やす方法ですが、価格変動のリスクが大きいため、初心者にはややハードルが高く感じられるかもしれません。
また、「投資信託」も初心者にとって取り組みやすい運用方法です。投資信託は、専門の運用会社が複数の株式や債券に分散投資して運用するため、一つの企業や商品に依存せず、リスクを抑えながら投資することができます。少額から始めることができ、プロが運用してくれるため、投資に関する知識が少ない初心者でも安心して取り組めます。
資産運用を始める前に、自分の資産状況と目標を明確にしましょう。具体的には、毎月の収入と支出を把握し、運用に回せる余剰資金を確認することが大切です。
次に、資産運用を行うための準備として、金融機関で投資用の口座を開設する必要があります。投資信託やNISA、iDeCoを利用する場合には、証券会社や銀行などで口座を作ることになります。
口座を開設したら、次は実際に資産運用をスタートさせるステップに進みます。初心者の場合、いきなり大きな金額を投資するのではなく、少額から始めるのがポイントです。たとえば、NISAの「つみたて投資枠」を利用すれば、毎月一定額を積み立てる形で運用ができ、リスクを抑えつつ長期的な資産形成が可能です。
また、資産運用を継続する上で、定期的な見直しを行うことも重要です。投資の成果が順調に出ているのか、目標に近づいているのかをチェックしながら、必要に応じて運用方法や金額を調整しましょう。
資産運用を成功させるために特に意識したいのが「長期投資」という考え方です。
長期投資の大きな魅力の一つは、「複利効果」が得られる点です。複利効果とは、投資で得た利益をさらに再投資することで、利益が利益を生み出し、資産が雪だるま式に増えていく仕組みのことです。例えば、毎月一定額を積み立て、運用益を再投資し続けることで、長期的には元本よりも大きなリターンを得ることが可能になります。
また、長期投資は市場の価格変動に対して強いというメリットもあります。株式や投資信託は短期的には値下がりすることもありますが、長期的に見ると市場は成長していく傾向があります。仮に一時的な損失が出たとしても、長期にわたって運用を続ければ、結果的にプラスに転じる可能性が高くなるのです。
ただし、長期投資を継続するためには、メンタル面でも「焦らない」「無理をしない」ことが大切です。
資産運用にはさまざまな方法がありますが、初心者にとっては「少額から始められる」「リスクを抑えながら運用できる」という点に注目するといいでしょう。
特に、国が制度として用意している「NISA(少額投資非課税制度)」や「iDeCo(個人型確定拠出年金)」は、税制優遇を受けながら資産形成ができるため、初心者にとって大きなメリットがあります。
NISA(少額投資非課税制度)は、投資で得た利益が非課税になる制度です。通常、株式や投資信託で利益が出ると税金がかかりますが、NISAを活用することで税金を支払う必要がなくなり、その分効率的に資産を増やすことができます。
NISAには「つみたて投資枠」と「成長投資枠」の2つの投資枠があり、それぞれ目的や投資方法に合わせて選ぶことが可能です。つみたて投資枠は、少額から長期的にコツコツと投資を行う人に向いており、投資信託などを定期的に積み立てる形で運用します。一方、成長投資枠は、株式投資や投資信託を通じて大きなリターンを目指す枠組みで、個別株や幅広い金融商品に投資することができます。
NISAを利用することで、少額から始めることができ、リスクを抑えつつ非課税の恩恵を受けられます。初心者の場合は、つみたて投資枠を活用して少額から積み立て投資を行い、時間を味方につけながら資産を形成していくのがおすすめです。
iDeCo(個人型確定拠出年金)は、自分自身で老後の資産を準備するための年金制度です。掛金を自分で決めて積み立て、そのお金を投資信託や定期預金、保険商品などで運用する仕組みとなっています。
iDeCoの最大の魅力は「節税効果」です。
iDeCoでは、毎月の掛金が所得控除(小規模企業共済等掛金控除)の対象となるため、所得税や住民税の負担を軽減することができます。さらに、運用で得た利益も非課税となり、運用効率が高まります。将来、積み立てた資産を受け取る際にも「退職所得控除」や「公的年金等控除」が適用されるため、税負担を抑えながら資産を受け取ることができます。
具体的にiDeCoを始めるには、金融機関で専用の口座を開設し、毎月決まった額を積み立てるだけです。運用方法も自分で選ぶことができるため、リスクを抑えた商品を選べば、安定的に資産を形成することが可能です。老後資金の準備に不安を感じている方は、iDeCoを活用することで節税しながら効率的に資産を増やすことができます。
本記事では、資産運用初心者が知っておくべき5つのポイントとおすすめの投資方法について詳しく解説しました。
資産運用は、目的とゴールを明確にし、リスクを抑えながら少額から無理なく始めることが大切です。特に「NISA」や「iDeCo」といった税制優遇のある制度を活用すれば、初心者でも着実に資産形成を進めることができます。
資産運用は難しいものではありません。無理のない金額から少しずつ始め、正しい知識を身につけることで、誰でも理想の未来に向けて資産を形成することができます。この記事を参考に、今日から一歩を踏み出してみてください。
【著者】
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