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目次
株式投資を始めてみたいと思っても、「何から始めればいいのかわからない」「リスクや手続きが不安」と感じている方も多いのではないでしょうか。
株式投資は、正しい知識と準備をすれば、資産形成の一つの手段として活用することができます。しかし、始める前に基本を押さえておくことが大切です。
この記事では、株式投資をゼロから始めたい初心者の方に向けて、基礎知識や具体的なステップをわかりやすく解説します。
株式を購入するには、証券会社を通じて取引を行います。
証券会社は株式市場と投資家をつなぐ役割を果たしており、株を買いたい人と売りたい人をマッチングします。
初心者に最もおすすめなのが、オンラインで取引ができる『ネット証券』です。ネット証券では、スマホやパソコンから簡単に取引ができるため、手軽さが魅力です。手数料も低い傾向にあり、少額から始める方に適しています。
対面型の証券会社では、専任の担当者がつくため、個別のアドバイスを受けながら取引を進められます。ただし、ネット証券と比較して手数料が高めになる場合が多い点に注意が必要です。
株式投資は、企業が発行する株式を購入することで、その企業の一部を所有する仕組みです。株式を所有する投資家は、企業の成長や業績に応じて利益を得る機会があります。その主な方法は以下の二つです。
①値上がり益(キャピタルゲイン)
株式の価格は、企業の業績や経済状況、投資家の需要と供給によって変動します。購入した株式の価格が上昇した場合、その差額を売却することで利益を得ることができます。たとえば、1株1,000円で購入した株式を1,500円で売却した場合、500円の値上がり益(税引き前)が発生します。
②配当金(インカムゲイン)
配当金は、企業が得た利益の一部を株主に分配する仕組みです。配当金は通常、年に1〜2回支払われ、保有する株式数に応じて金額が決まります。たとえば、1株あたり50円の配当金を出す企業の株式を100株持っている場合、5,000円の配当金(税引前)を受け取れます。
③株主優待
株主優待は、企業が株主に対して提供する特典で、特に人気のある仕組みです。株主優待の内容は企業によって異なり、飲食店の割引券や商品詰め合わせ、宿泊施設の無料利用券など、生活に直結するものが多いです。配当金と異なり、一定の株数を保有することで受け取れる点が特徴です。
株式を購入する際には、いくつかの手順を踏む必要があります。証券会社で口座を開設して入金を済ませたら、買いたい株を選んで購入します。ここでは、初心者が株を買うまでの具体的な流れを説明します。
①銘柄を選ぶ
購入する株式を決めます。企業の業績や業界の将来性を調べることや、株価チャート、配当金、株主優待の内容も参考になります。初心者は、分かりやすい業界や知名度の高い企業から始めると良いでしょう。
②株価を確認する
証券会社の取引画面で、購入したい株の現在の株価を確認します。株価はリアルタイムで変動するため、購入タイミングを見極めることが重要です。
③購入単位を決める
株式は「1単元(100株)」を単位として取引されることが一般的です。ただし、少額から始めたい方は、1株単位で購入できる「単元未満株」の取引を検討するといいでしょう。
④注文を出す
購入する株式の「数量」と「価格」を指定して注文を出します。注文には以下の種類があります。
⑤購入の完了
注文が成立すると、株式の購入が完了します。購入後は、証券口座内で保有株式を確認できます。
資産運用にはさまざまな方法がありますが、株式投資には他の運用方法とは異なる特徴があります。ここでは、株式投資と代表的な資産運用方法である「投資信託」と「不動産投資」を比較してみましょう。
①株式投資と投資信託の違い
投資信託は、複数の投資家から集めた資金を、専門家(ファンドマネージャー)が株式や債券などに分散投資する仕組みです。一方で株式投資は、個人が自ら銘柄を選び、売買を行います。
株式投資は、自分で銘柄を選ぶ楽しさや、取引タイミングを自由に決められる点がメリットとして挙げられます。一方、投資信託は、プロに任せられるため、投資初心者でも分散投資に取り組みやすいです。
②株式投資と不動産投資の違い
不動産投資は、物件を購入して家賃収入や売却益を得る方法です。株式投資と比べると初期費用が高額であり、資産を売却するまでに時間がかかる点が特徴です。
株式投資は、少額から始められ、必要なタイミングで売却しやすい特徴を持っており、不動産投資には、長期的に安定した収益を得られる可能性があります。
株式投資を始めるには、いくつかの基本的な準備が必要です。投資をスムーズに進めるためには、証券口座の開設や資金計画を立てること、そして自分に合った証券会社を選ぶことが重要です。
ここでは、株式投資をスタートするための具体的なステップを解説します。
株式投資を始めるには、まず証券口座を開設する必要があります。証券口座は、株式を売買する際に必要となるもので、証券会社を通じて開設します。
①証券会社を選ぶ
証券会社には、ネット証券と対面型証券があります。初心者におすすめなのは、手数料が安く、取引ツールが使いやすいネット証券です。選ぶ際には以下のポイントを確認しましょう。
②必要な書類を準備する
証券口座を開設するには、本人確認書類が必要です。一般的には以下が求められます。
オンラインでの申し込みでは、スマートフォンで撮影した画像をアップロードするだけで手続きが完了する場合が多いです。
③口座の種類を選ぶ
証券口座にはいくつかの種類がありますが、初心者におすすめなのは「特定口座(源泉徴収あり)」です。この口座を選ぶと、税金が自動的に計算・徴収されるため、確定申告が不要になります。また、少額投資を考えている場合は、NISA口座を併用すると良いでしょう。
④申し込みと審査
証券会社のウェブサイトで申し込みフォームを入力し、本人確認書類を提出します。審査が完了すると、数日以内にログイン情報が送られてきます。これで口座の開設が完了です。
⑤入金して取引準備を整える
証券口座に資金を入金することで、株式の購入が可能になります。初めての場合は、余剰資金で無理のない範囲で入金することが大切です。
株式投資を始める際には、まず資金計画をしっかり立てることが大切です。
投資に使う資金は、日常生活に必要な費用や緊急用の貯蓄を除いた「余剰資金」から捻出しましょう。株式投資はリターンが得られる可能性がある一方で、元本が保証されているわけではありません。
株式投資を始めるには、高額な資金は必要ありません。現在では、数千円から購入できる株式も多く、少額から始めることが可能です。特に初心者の場合、最初の投資金額を少なめに設定し、経験を積む中で増やしていくのが良いでしょう。
自分の投資目的を明確にすることも大切です。例えば、「短期的な利益を目指す」のか、「長期的な資産形成を目指す」のかによって、資金配分や銘柄選びが異なります。
資金計画が苦手な方や少額からコツコツ始めたい方には、自動積立サービスを利用する方法もあります。
本記事では、株式投資をゼロから始める初心者のために、基礎知識や具体的なステップについて詳しく解説しました。株式投資は、正しい知識と準備を持って取り組むことで、資産形成の有効な手段となります。
株式投資を始めると、新たな学びや経験を得ることができ、経済や企業活動に対する理解が深まります。この記事で紹介した内容を活用し、一歩ずつ着実に進めていきましょう。
【著者】
楽天証券株式会社
IFAサービスサイト
コラム編集チーム
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